岩手・花巻東高校で高校通算 140本塁打 を記録し、高校野球界に衝撃を与えた強打者、佐々木麟太郎さん。
その後彼はプロ志望届を提出せず、異例とも言えるアメリカ・スタンフォード大学への進学を選びました。
その佐々木鱗太郎さんが 今秋のNPBドラフトで指名対象 となる可能性が開かれたとのニュースが飛び込んできました!
本稿では、スタンフォード大で成長中の彼の「NPBドラフト指名解禁に注目」し、注目ポイントを整理しつつ、佐々木麟太郎さんの今後の「可能性」を読み解いていきたいと思います。
”佐々木麟太郎は”スタンフォード大生”

佐々木鱗太郎さんは、大谷選手と同じ花巻東高校の出身ですが、彼は面白い選択をしたことで有名です。
それは、大学進学!
しかもアメリカのスタンフォード大学だったんですね。
本記事では、なぜ大学か、大学で何をしているのか、今後はどうするのかなど、栗山英樹氏の現地取材の動画を中心にご紹介していきます。
佐々木麟太郎、超名門校スタンフォード大学を選んだ理由「まさか、息子が同じように海を渡るとは」
麟太郎が勝海舟のように海を越える-。米スタンフォード大に進学が決まった高校歴代最多の通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が20日、花巻市内の同校で取材に応じた。超名門の同大に決めた理由、今後の野球人生の展望について語った。1月の渡米直前には幕末に活躍し、名前の由来にもなった勝海舟のお墓参りに足を運び、勇気をもらった。最高最強の文武両道を異国で極めるために。新たな人生を、力強く切り開く。
引用:日刊スポーツ
スタンフォード大学進学は公式に発表されており、フルスカラシップ(学費・住居費等を大学側が負担する形)での進学という報道もあるようです。
”栗山英樹”記者の現地取材レポートです。
この動画では、進学の動機・文武両道の困難さ・佐々木鱗太郎さんの毎日の生活・今の状態(学業とスポーツ)・今後に向けての抱負などを知ることができます。
【栗山英樹が取材】超名門スタンフォード大学「究極の文武両道」とは?佐々木鱗太郎を直撃【報道ステーション】(2025年4月25日)
こうして「スタンフォード大に進学した選手」という佐々木鱗太郎選手が元氣にしかも着実に学問もスポーツも成長している様子が分かってきました。
努力の甲斐あって2025年には制度変更により、彼にも指名の道が拓かれる見込みだそうです。
次節では、その制度と指名解禁の背景を見ていきます。
”NPBドラフト指名解禁”

2025年秋、佐々木麟太郎さんはNPBドラフト会議での指名対象となる可能性が制度上確定したとの情報が出ました。
真相はどうなのでしょうか。
さっそく調べていきたいと思います。
”2025年秋、佐々木麟太郎は NPBドラフト会議での指名対象 となる可能性が制度上確定した。”
2025年秋、佐々木麟太郎は NPBドラフト会議での指名対象 となる可能性が制度上確定した。これは、日米間で新たに確認されたルールによって、米国大学在学中の日本人選手にもドラフト権を認める形が整備されたためだ。
引用:日刊スポーツ
他のメディアによれば、「新制度では「その年度の MLBドラフト対象選手 は、約10か月前の NPB ドラフトで指名可能とする」ルールが策定され、NPB12球団に通達済みである。」と伝えています。
佐々木麟太郎さんはは 2005年4月18日生まれで、2026年4月に21歳になる予定で、そのため、2026年のMLBドラフト対象となる条件を満たす見込みです。
このスタンフォード大学は学業成績もよくなければそもそも野球をやる資格なしということで在学は無理なほど厳しい大学だということ。
佐々木鱗太郎さんは、栗山英樹さんのインタビューにもありましたが、相当に努力したことがわかります。
まだ、3年生で在学中ということですが、アメリカの大学は9月が新学期の始まり。
大学を中断してプロの世界に入っていくのでしょうか。
スポニチAnnex では、「指名が行われた場合、交渉・契約が可能になるのは彼の所属する大学のリーグ戦終了後(スタンフォード大の場合、翌年5月)からとなる。」と報じていることが分かりました。
また、スポニチSponichi Anenxは「そのため、NPBが2023年に海外で在学中の日本人選手に対する契約交渉期限を「翌年7月末日」に変更しており、これも今回の制度適用に整合性を持たせる意図と見られる。」と伝えています。
「Draft Konferenz](ドラフト会議)でも詳しく佐々木鱗太郎さんの今後の行方を詳しく伝えています。
指名解禁という“制度の扉”が開かれた今、鍵を握るのは 佐々木鱗太郎さん自身の意思、大学での成績・成長、そして プロ球団の動きです。
最後に、これらをふまえて日本期待の星佐々木鱗太郎さんの今後注目すべきポイントを整理していきたいと思います。
今後に注目!

佐々木鱗太郎さんが「指名可能」というニュースは大きく、この話題はこれからもさらにヒートアップしていくと
思います。
今後の進路選択は、なんといっても彼自身が決めることですが、どうなっていくのか深掘りしていきます。
今後の動きについては、指名可能になったとはいえ、それが自動的に“即プロ入り”を意味するわけではないし、佐々木鱗太郎さんが最終的には決める事になるとは思いますが、今後、以下の複数の要素が進路とキャリアを左右するのではないでしょうか。
彼のこれまでの成績と今の状況を見て今後について整理してみたいと思います。
①彼自身の意向と選択肢の広さ
・彼は日本でプロ入りするか、MLBを目指すかという選択肢を持っており、自らのキャリア設計次第で進路は分かれる。
・指名された球団や条件が魅力的であっても、米国で更なる飛躍を図る道を選ぶ可能性も否定できない。
②大学での成果と評価の積み重ね
・既に大学1年目で51試合出場、打率.274・7本塁打・41打点という実績があり、評価材料として十分な土台を築いている
・これからのシーズンでどれだけ打撃・守備・対投球対応力を高めるかが、球団スカウトの判断材料になる
③球団の争奪戦
・セ・リーグに2027年から導入予定のDH制は、強打者の需要を高める可能性があると指摘されている。強打者としての魅力を発揮できる土壌が整いつつある。
・NPB球団だけでなく、MLB球団も視線を注ぐ中、どの球団が獲得に動くか、交渉条件はどうなるかが焦点となる。
④契約・交渉タイミング
・契約可能になるのは大学リーグ戦終了後というルールがあるが、球団側がすぐに動けば大学在学中での日本球界デビューも夢ではない。
・ただし、大学在学中の選手との契約には調整やリスクも伴うため、球団と本人の慎重な判断が不可欠だ。
⑤実戦環境・適応力
・米国大学野球という高水準の舞台で鍛えられることを前提とすれば、彼にはその環境を活かして更なる成長を期待できるとの評価もある。
・しかし日本のプロ野球投手との対戦、厳しいスケジュール、環境の変化などへの対応力も鍵となる。
佐々木鱗太郎さんは甲子園では、母校・花巻東の試合を応援に訪れた際、OBとしてスタンフォード大生の姿で注目を集めた過去があります。
母校を見守る佐々木鱗太郎さんの姿が目に浮かぶようです。
プロデビューしてMLBでの活躍も期待したいのですが、学業もここまで実績を積んできたのだから中断はしてほしくないです。
ファンとしては彼の意思を最大限尊重しつつも、学業もスポーツも大事にしてほしい観点から、卒業してからでもMLBはいいのではと思います。
こうした予想と期待はすでにファンや報道陣の間に根付いており、彼の一挙手一投足が今後さらに注目されることは確実ですね。
まとめ
「スタンフォード大生か?」という問いは明らかな事実があり、栗山英樹氏の直撃インタビュー動画(報道ステーション)でも明らかにされました。
いかがでしたか。
また、NPBでの制度改正もあって、佐々木鱗太郎さんが今秋のNPBドラフト指名対象となる扉を開かれたこともわかりました。
そのためにどういう進路選択を佐々木鱗太郎さんがするのかが、目下のところ気になるところです。
本人の意向・決断が進路を決する鍵となることを踏まえ、慎重に今後の動向を見守りたいと思います。
またまたMLBが面白くなるところですが、個人的にはあと1年でスタンフォード大学を卒業の年になるのだから今後も文武両道を貫き通してほしいと思い、佐々木鱗太郎さんを応援していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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