「ハンカチ王子」として一世を風靡し、プロ野球でも活躍した斎藤佑樹さん。
引退後もその挑戦は続いており、なんと今度は“野球場づくり”に取り組んでいます。
その名も「原っぱ球場」──誰でも自由に楽しめる場所を北海道に。
今回は、彼がこの球場に込めた思いや今後の展望について詳しくご紹介します。
斎藤佑樹が野球場を?

元プロ野球選手の斎藤佑樹さんが「野球場を作った」という情報、みなさんご存じでしたか?
あのハンカチ王子こと、斎藤佑樹さんがどこに球場を作ったのか一緒に見ていきましょう。
5月5日の子どもの日、元日本ハム斎藤佑樹氏が手がけた北海道長沼町の新球場「はらっぱスタジアム」がスタートしました。
元日本ハムの斎藤佑樹氏(36)が手がけた北海道長沼町内の新球場「はらっぱスタジアム」が5日、スターティングイベントを行った。斎藤氏と日本ハム栗山英樹CBO(64)が出席した。
引用:日刊スポーツ

手作り球場作りの先駆者である栗山英樹日ハムCBOもスターティングイベントに出席!

少年少女の専用サイズ(両翼70メートル、中堅85メートル)の野球場は「はらっぱスタジアム」と命名された。

溢れんばかりの少年たちの笑顔がすてきです!

はらっぱスタジアムはアクセス抜群、北海道長沼町にあります。
北海道「原っぱ」球場にかける思いとは?

斎藤佑樹さんはなぜプロ野球選手引退後に「球場作り」を選んだのでしょうか?
野球場づくりには彼のどのような思いがこめられているのか、何にこだわっているのかなど興味津々、詳しく見ていきましょう。
- なぜ今、野球場を作るのか?
- 「原っぱ球場」に込めた佑樹の思い・夢と哲学
- 手作りへのこだわり
なぜ今、野球場を作るのか?
斎藤佑樹さんはなぜ、今、野球場を作るのでしょうか。
その理由やきっかけなどを深堀りしていきます。
斎藤佑樹さんが「原っぱ球場(はらっぱベースボールパーク)」を作ろうと考えた理由は、彼自身の原点と、次世代の子どもたちへの想いが深く関係しています。
日テレニュース記事より引用。
「自分がお世話になった球界への恩返し」と前置きし、――野球場づくりを始めたきっかけは? 子供たちの野球ができる場所が限られてきてるなという現状を感じてきていて、・・・ホームランの体験が子供たちにはなかなかできてないんじゃないかなというのがあって。・・、日本の子供たちにもしてほしいなと思って野球場をつくることにしました。
引用:日テレニュース
この日テレニュース記事の中の動画でも斎藤佑樹氏がこの野球場づくりに至った理由や経緯などを語っています。
最初にバットとボールを握った時のあのワクワクを、今の子どもたちにも味わってほしい」と、彼は語っています。
現代の子どもたちは、「勝つための野球」「型にはまった練習」ばかりになりがち。
そんな中で、もっと自由で、楽しくて、創造的な野球体験を提供したいという思いがありました。
斎藤さんは少子化や多様な娯楽の影響で、野球人口が減っているなどの現状を見て何かできないか考えました。
そのためには野球をもっと「入口の広いもの」にしたいと考え、初心者でも気軽に楽しめる「原っぱのような自由な空間」での野球を提案したのです。
思い立ったらすぐ実行、国内外の野球場の「見て歩き」にも力がこもっています。
「原っぱ球場」に込めた佑樹の思い・夢と哲学
斎藤佑樹さんがこの「原っぱ球場」に込めた思いは何なのでしょうか。
斎藤さんはこの野球場づくりプロジェクトで大事にしていることがあります。
それは、子どもたちや地域への思い、野球とは何かを問うとき、「野球の原点に帰る場にしたい」などの彼の発言があちこちで見受けられます。
また、斎藤佑樹さんが日ハム時代の監督であった現日ハムCBOの栗山英樹氏が同じ北海道栗山町で手作りの野球場を作られました。
田舎でのびのびと子どもを育てたい」「自然に囲まれた暮らしをしたい」「地域を元気にする力になりたい」など、引用:いいかも地方暮らし
手作り球場の先駆者に聞くのが一番確実で手っ取り早い方法ですね。
斎藤佑樹さんと栗山英樹日ハムCBO、お二人の熱い思いが心に響きます。
この会談で斎藤佑樹さんは栗山英樹さんに「球場づくりに関するコンセプト」をプレゼンし、栗山氏をびっくりさせています。
機械で一気に作るのではなくて、少しずつ時間をかけて作る方が「面白い」、たくさんの「気づき」があると栗山英樹氏は持ちまえの哲学を語っておられます。
この栗山英樹氏の経験談に斎藤佑樹さんは「へえ?」とか「そうなんですか?」と新たな発見に感嘆していきます。
これは斎藤佑樹さんの野球づくりに大いに生かされるのではないでしょうか。
手作りへのこだわり
野球場が「手作り」できるのでしょうか?
斎藤佑樹さんはさく越えのホームランにこだわった地域活性化・スポーツ教育・交流の場としての可能性を求めての球場づくりを推し進めたのでした。
それもDIYスタイルで。
柵をみんなで手作りしています。

自らも重機の免許をとったり、取材に訪れたテレビ局のスタッフといっしょにトンボづくりをしたりと手作りにこだわるのはなぜ?
思わぬ副産物?として斎藤さんが一人で野球場づくりをしているといつしか「支援の輪」が広がったときいています。
たくさんの支援者とは?
早稲田大学の後輩たち、野球場づくりに詳しい社長がボランティアにきてくれてアドバイスをしてもらったりしました。
また、長沼町のボランティアが耕運機やトラクターで応援。
もう、地域社会を巻き込んでの一大プロジェクトへと進んでいくようでわくわくします。
今後の計画は?

斎藤佑樹さんの野球場づくりは、一応の完成を見ましたが、この後、どんな計画があるのでしょうか。
斎藤さんは、現役時代の「エース」という立場ではなく「人を支える立場」へと転換しています。
このあとの計画について調べていきましょう。
プロ野球ファンや地域の人にとっての新たな希望になる可能性という視点でいくつかの構想があります。
今後の構想には、イベント開催や多世代交流の場としての展開も視野に入れており、まさに「未来につながるグラウンド」と言えるでしょう。
今後の具体的な計画!!
天然芝の導入
天然芝の導入・・・2025年中に、内外野に天然芝を植える予定です。
これにより、子どもたちがより快適にプレーできる環境が整備されます。
引用: 朝日新聞
宿泊施設や商業施設の建設検討
宿泊施設や商業施設の建設検討
斎藤さんは、公園内に宿泊施設や商業施設の建設も検討しており、子どもたちが楽しめる「ミニボールパーク」を目指しています。 HTB北海道テレビ
少年少女向け大会の開催
少年少女向け大会の開催
将来的には、斎藤さん自身が主催する少年少女向けの野球大会を創設し、「はらっぱスタジアム」を少年少女の野球の聖地にすることを夢見ています。 朝日新聞+1神戸新聞+1
これらの計画は、斎藤佑樹さんが「野球の楽しさを子どもたちに伝えたい」という強い思いから始まったものであり、今後も地域と連携しながら進められていく予定です。
斎藤佑樹さんの挑戦は、まだ始まったばかり。
原っぱ球場が多くの人に愛される場所になることを、心から期待したいですね。
斎藤佑樹さんが今後担う役割(運営者?プロデューサー?)は大きいと思います。
まとめ
斎藤佑樹さんが北海道に「原っぱ球場」をついに完成させ、5月5日の子どもの日にはプレオープンのイベントが行われました。
それは、彼自身がかつて感じた「野球の楽しさ」や「夢中になれる瞬間」を、今の子どもたちにも味わってほしいという想いから始まったものでした。
斎藤佑樹さんは綿密な計画の下、15か所の球場に相応しい土地探しをしました。
その結果選んだのは北海道の長沼町でした。
斎藤佑樹さんの「原っぱ球場」の構想は、ただの野球場づくりではなく、子どもたちの未来を育む“場所づくり”だということも分かりました。
勝ち負けにとらわれず、誰もが自由にプレーできる空間。
それは、スポーツの原点であり、人と人とがつながる場所でもあります。
斎藤佑樹さんのプロジェクトはこれからも広がり、彼自身たくさんの気づきや学びも得ることでしょう。
今後も斎藤佑樹さんのプロジェクトから目が離せません。
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